■■ 絶対値 ■■ NO. 1
               
日常、人々の暮らしの中に訪れる 「嬉しい出来事」 や 「楽しい瞬間」・・・。
人々は、それらの 「明るい出来事」 の中で 「喜び」、「楽しみ」、「嬉しさ」・・・。
そんな 「心地よい感情」 を得ることが多い。 旅行、好きな人からの贈り物、
リラックス出来る休日、趣味・・・ ect、
毎日の仕事や勉強に苦痛を覚えながらも、リタイアせずに耐えて行くことが出
来るのは、それらの報酬で (給料やテストの結果)、それぞれの 「喜び」、 「楽
しみ」 をより多く、より大きく得たいという深層心理があるからだと思うんだ。
だけど楽しい時間は、いつもあっという間に過ぎ去ってしまい、再びまた何時も
の辛い日常へと連れ戻されてしまう。
  
人生の中で楽しく過ごせる時間が占める割合なんて、どんな大金持ちな人でも
貧しい人でも、ほとんど差が無いと思うんだ。一割、いや、それにも満たないん
じゃないかな。それぞれの生活環境や個人の感性によって、「喜び」 を感じるア
ンテナの高さも一人一人微妙に違うと思うし・・・。ある意味で、 人間が生きてい
るうちに得られる 「喜び」 には、「絶対値」 が 「命の法則」の様な枠の中で決ま
っているような気がするんだ。例えば、の喜びを得るためには、必ず10の苦
痛を耐えなければならない・・・。の楽しみ→30の辛さ、みたいな形で・・・。
どれだけ長い時間苦しんだかじゃなく、その内容密度が基準になっていて・・・。
ほら、やたらと幸運が続いた直後に死んで逝った人は 「あいつは運を使い果た