「ジークフリート」あらすじ(3) |
ついにノートゥングを鍛え上げたジークフリート。その切れ味は、ジークフリートを充分に満足させるものでございました。 これを見て、ミーメはかねてからの計画をいよいよ実行にかかります。言葉巧みにジークフリートをそそのかし、大蛇ファフナーの棲む洞窟へ行かせようというのです。両者共倒れになってくれれば理想的、もしジークフリートが生き残った場合には、腕によりをかけた毒薬で殺してしまおうという作戦でございます。 恐れを知らないジークフリートは、「恐れというものを学べるぞ」というミーメの言葉に興味をもち、ノートゥングを携えてファフナーの洞窟へ向かうのでございました。
ファフナーの洞窟に近い森の中で、ジークフリートが憩っております。鳥の歌声に聞き惚れるジークフリート。自分でも鳥の歌声を真似ようとやってみますが、うまくいきません。鳥と歌い交わすことを諦めたジークフリート、やおら腰の角笛を口にあてると、高らかに吹きまくります。
ファフナーの血を舐めたジークフリートは、鳥の声が理解できるようになりました。鳥はジークフリートにニーベルングの宝のこと、ミーメの陰謀のことを語ります。 |
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◇「ニーベルングの指環」に戻ります◇ | |
◇背景画像提供:フリー写真素材Canary様 |