「ラインの黄金」あらすじ(1)

さて、肝心の物語でございますが、これが複雑多岐にわたっておりまして、とうてい一言では申し上げることができませんm(__)m
各作品の物語の詳細はそれぞれのページでお伝えするとしまして、ここでは全体の流れだけをかいつまんで申し上げます。

「指環」の世界は、天上界・地上・地下世界に分かれておりまして、天上界には神々が、地上には巨人族と妖精たちと人間が、地下世界にはニーベルング族が、それぞれ生息しております。
ちなみに、ここでの神々は全知全能のヤーヴェみたいな存在ではなく、ギリシア神話の神々のようなごく人間的な連中でございます。

物語は、太古のライン河の底で始まります。
ラインの底には黄金が眠っており、それを3人のラインの乙女たちが守っております。
この黄金で作られた指環は、それを持つ者に世界支配の力を授けるという優れものなのですが、指環を作るには愛を断念せねばならず、いまだかつてそれを実現できた者はおりません。
ところがニーベルング族のアルベリヒという男が愛を断念し、ラインの黄金を奪って指環を作ってしまいます。
指環の力で地下世界の王となったアルベリヒは、力を蓄えて全世界を支配しようと目論むのでございました。


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◇「ニーベルングの指環」に戻ります◇
◇背景画像提供:フリー写真素材Canary様