ハイドン/交響曲第1番 ニ長調
(Haydn : Symphony No.1 in D major)

ハイドンの記念すべき最初の交響曲…と申し上げたいところですが、実際のところ、これがハイドン最初の交響曲だという保証はございません。作曲は1759年頃と推定され、エステルハージ家に迎え入れられる以前の作ということはどうやら確からしいのですが、曲の出来具合が比較的高いレベルにあり、おそらく最初の交響曲ではないのではないかと考えられております。

全曲は3つの楽章から成り、メヌエット楽章を欠いております。前述したように、第1楽章のソナタ形式は相当に完備されており、後年の完成度には当然達していないとはいえ、最初期の作としては充分によく書かれているのではないかと存じます。

ピアノ連弾用の編曲はちょっと見当たりませんでしたので、やむをえずJun-Tが編曲いたしました。
ピアノで演奏された交響曲第1番、お楽しみいただければ幸甚でございます。


交響曲第1番ニ長調・全曲連続再生 

第1楽章/プレスト(I. Presto) 
第2楽章/アンダンテ(II. Andante) 
第3楽章/プレスト(III. Finale : Presto) 
(2018.6.27〜7.8)

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◇背景画像提供:自然いっぱいの素材集
◇編 曲・MIDIデータ作成:Jun-T ◇録 音:jimma