ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調 作品1 (J. Brahms : Piano Sonata No.1 in C Major, Op.1) |
1853年のある秋の日(10月1日)、デュッセルドルフのシューマン家の扉の前に、ひとりの小柄な若者が立ちました。 これが当時20歳そこそこのブラームスでございまして、友人のヨーゼフ・ヨアヒムの紹介状を胸に、顔面蒼白になるほど緊張しながらドアをノックいたします。(←かなり空想が混じっておりますが、気にしないでください)
実はその前年、ブラームスは自作を見てもらうため、楽譜を小包にしてシューマンに送ったことがあるのですが、このときシューマンは多忙だったのかどうだか、封も開けずにそれを送り返してきたのでございました。
しばらくして中へ通されたブラームスに、シューマンは1曲弾くことを求めます。
(ブラームスが弾き始めて間もなく)
こうしてブラームスはシューマンに認められ、ドイツ正統派音楽の期待を一身に背負って楽壇にデビューしたのでございます。 なお、全曲は4つの楽章で構成されておりますが、第2楽章と第3楽章は続けて演奏するように指定されております。 |
(2005.1.20〜2.4/Jun-T) |
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調作品1・全曲連続再生 | |
第1楽章/アレグロ (I. Allegro) | |
第2楽章/アンダンテ・第3楽章/スケルツォ:アレグロ・モルト・エ・コン・フォーコ (II. Andante ― III. Scherzo ; Allegro molto e con fuoco) | |
第4楽章/アレグロ・コン・フォーコ (IV. Allegro con fuoco) | |
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◇背景画像提供:フリー写真素材Canary様 | |
◇MIDIデータ作成:Jun-T ◇録音:jimma |