1990年初頭の頃。

トランペッター「藤井陽一」は、日本のミュージシャンが
アメリカや世界のバンドのサウンドと違う事に疑問を持つ。

そこで藤井は、あくまでも「サウンド」を追求する、リハーサルバンドを結成。

ライブをやらない「リハーサル」のみのバンドとして活動を始めた。

当初は、トランペット・テナーサックス・4リズムという編成。

リハーサルは月に2度のペースで、各自曲を持ち合わせ
録音→聴く、を何度も繰り返しながら
常に皆でミーティングをし、話し合うという地味な活動であった。

当然楽器はスタジオの機材ではなく
各自、自慢の機材を持ってくるという感じで音を出していた。


・・・が、メンバーは個性の強いミュージシャン揃いの為
当然、意見も食い違い、メンバーチェンジもしばしば。

後にVo.が加わり、「ライブをやろう!」と
1994年の3月、東京の吉祥寺で初ライブを行った。

当時、若者らしい勢いのあるバンドが多い中、
年齢的にかなり冷静な落ち着いたバンドであったと思う。

その後も都内を中心に、ライブ活動に力を入れる様になるが、
スケジュールの都合等でメンバーの入れ替わりも激しく・・・。


1990年代後半には、

スタジオやライブ、また自己のバンドを持つミュージシャンが集結。

大編成の「ヨーイチ・スーパー・バンド」の名で活動する。

トランペット・トロンボーン・テナーサックス・バリトンサックスのホーンセクションと、
4リズムという編成に+ヴォーカルといった感じで
「ホーンセクション中心のファンキーでソウルフルなAORバンド」に。

後に「ヨーイチ・スマート・バンド」も結成。

トランペット・サックス・バリトンサックスにギター・ベース・ドラムス。
それにヴォーカルを加えての小編成での活動も平行して行った。


このすべてのバンドを「Y^s^B(ワイヱスビー)」とし全国各地でライブを行う。


2001年は京都でのライブ、2002年は熊本、大分のライブ、

2003年は茨城赤浜音楽祭、2004年は京都、2005年は沖縄、静岡等。

東京ではクロコダイルを拠点に活動を続けていた。


2006年は活動を休止していたが、2007年からまた新たに編成を変え、

ワンホーンのトランペットと4リズムのヴォーカルといった
6人編成でのライブ活動を再開。

結成当時のポリシーを忘れずに
「新生Y^s^B(ワイヱスビー)」は日夜活動を続けている。