++ 姿美しき君へ ++
君は美しい・・・
顔立ちも スタイルも 声も・・・
故に この先ずっと 多くの女たちが君に嫉妬を抱き
多くの男たちが嘘で固めた言葉素振りで君を取り囲み
人一倍 他人に心を踏みにじられ
深い悲しみを覚え 孤独感に陥り
傷みにさらされてゆくだろう
美しい顔 躰を持った者たちの心は
そこから二手に別れてゆく
ひとつ目は 心汚い人々の欲望に
傷つけられ もて遊ばれ生きて行くくらいなら
彼らの その欲望を 逆に上手く利用して
イイ思いをさせて貰おう・・・
こんな風に まるで人々へ復讐するかのように
俗物の王道を突っ走ってゆく・・・
そして もうひとつは 誰よりも人の嫉妬や
偽りの優しさに傷付けられ 痛みを覚えてきたからこそ
人の心の奥の傷を 誰よりも敏感に感じ取り
その傷を 心から労ってやることの出来る
真の優しさを 胸に宿して生きてゆく・・・
そんな者たちこそが 何時かやがて
美しいピュアな輝きを
その姿から解き放つようになってゆける・・・と
僕はそう思うんだ
君は美しい・・・
故に その別れ道に差しかかる時が
君にも いつか必ず訪れることだろう・・・
どうか その時まで・・・ 君がピュアな輝きに・・・
真の優しさに・・・ あの温もりに・・・
巡り逢うことが出来ますように・・・
君に ひとつだけ 覚えていてほしい事がある・・・
人の心を傷つける時・・・
姿美しき者は 他の誰よりも大きな痛みと
傷痕を与えてしまう・・・
そして 悲しみに濡れ落ちてゆく
誰かの冷たい涙を そっと拭ってあげる時・・・
姿美しき者は 他の誰よりも大きな優しさと
勇気を分け与えてやることが出来るのだと・・・
どうか覚えていてほしい・・・