■■ ルール ■■  
               
全人類の平和と幸せを目指して・・・」。人間は長い歴史の中でそんな合言葉
の元に、様々な「法」や「ルール」を敷いて来た。
自由、健康、平和、愛、平等・・・、この類いの言葉が今日までに一体どれだけ
繰り返し引用されて来たことだろう。そして、どれかひとつでも実現して来たのだ
ろうか。この国の人間は昔から大義名分だけはホント泣けるくらい立派に並べ
連ねているが「口先三寸」までも、ご丁寧に昔から受け継いで来ているらしい。
幸せな暮らし、幸せな人生、幸せな家庭、幸せな人類、幸せな世界、幸せな未
来・・・、挙げてゆくと限が無いほどに・・・。だけど「法」や「ルール」自体には大し
た力など有りゃしない。それどころか、「法」や「ルール」自体が社会の中で「犯
罪」を促進させ、人々の心の中の愛を殺しているとは思わないか?誰かの名誉
や利益のためだけに、そして限りなく個人的な目論みで誰かが、「法」という一
本のラインを引いてしまうことによって・・・。
いつもの様に、テレビの中ではアホな野次馬キャスター達が一夜漬けのヒュー
マニズムと正義を説き、「我々マスコミは〜」などと恥ずかし気も無くデマ
並べ立てている。街の人波はテレビが「絶対神」と言わんばかりに、頷き、振り
向き、流され、色あせてゆく。
俺は?」といえば、今日も「世間知らずの青二才」として「愛というデマ」を吐き
人々のせせら笑いを集めながら、彼らに「優越感」てやつをプレゼントしている。