14で中絶を選んだ彼女

彼女はまだ眠ってる 病院のベッド
白いシーツ 少しやつれた頬
もう何度目かの自殺未遂を繰り返して
彼女のパパとママ 疲れきった顔

何故だかわかってる 理由は知ってる
あたしには彼女を責める気になれない

14で中絶を選んだ彼女 後悔ばかりしてる
子供を殺して あたし生きてていいのかな?

15でママになるはずの彼女
色んなこと考えて 出した答えなんだけど
クスリをまた飲んでしまう

彼は言った 「俺はおろせなんて言ってないし
お前が決めたことなんだから もう泣くなよ」
まだ彼は若い 学校も卒業してないし
これから仕事も見つけなくちゃならないし

色んな不安が彼女を押し潰す
生まれて来たことが 不幸になるのなら

14で中絶を選んだ彼女 涙流す毎日 
どんな苦労があっても産めば良かったの?

15でママになるはずの彼女
どうか忘れないでいて あなたの子宮には
命が息づいていたことを

14で中絶を選んだ彼女 誰もが非難しても
きっとずっとあたしは庇い続けるだろう

15でママになるはずの彼女
どうか忘れないでいて あなたの子宮には
命が息づいていたことを