目次
前書き
製作の概念
インターネットでの配布
GMとは?
GMシステムオン
MIDIのいい点悪い点

MIDI 解説?の部屋

− 前書き −

ココでは、京矢が知っている、MIDIの知識について、

少々書いていきたいと思います。

恐らく、パソコンを目の前に行う音楽製作は、

DTM(Desk Top Music)が中心となってくるでしょう。

わかりやすく言うと、パソコンと、MIDI音源を接続し、

シーケンスソフトを用い、

MIDI楽器あるいは、マウスで曲を創る作業のことです。

と書くと、少々語弊があるかもしれませんが、

意識せずとも大抵はそうなってゆくのでは、ないでしょうか?

− 製作の概念 −

製作の概念と書くと、少々大げさに鳴るかも知れませんが、

これは、「曲を誰かに聴かせたい」と考えと、

非常に重要且つ、必要不可欠になります。

曲のストーリーもそうですが、

どういう形で、誰に聞かせるのか?ということです。

ココではインターネットでの音楽配布ということを、

中心に書いていきたいと思っています。

− インターネットでの配布 −

誰かに曲を聴いてもらいたい!

方法はいくつもあります。

インターネットで一番確実と思われるものは、

現在MP3が最も有効ではないか?と思われます。

理由として、製作過程に置いての制限が無いことと、

特に最近では、ダウンロード後に、無条件に環境が整ったことが、挙げられます。

最大の欠点は、現在のインターネット環境では、

データが肥大化しすぎて、スムーズなダウンロードができないことでしょう。

もう一つ製作過程に制限のない例を挙げると、

リアルオーディオ形式があります。

ただし、この形式の曲を再生するためには、

リアルメディア社製の、リアルメディアプレイヤーが、必要になってまいります。

ちなみにこのHPの曲は、すべて(今の所)、リアルオーディオ形式になっています。

また、リアルメディア形式のデータは、

ストリーム再生(ダウンロードをしながら、即座に再生を可能のしてくれる)

が、可能な事であり、ある程度のクオリティーを保ったまま、

自分の作品を聴き手に届けることができます。

以上の形式は、インターネットの高速化により、

さらに、制限のないクオリティーで、

配布が可能になっていくのではないか?と、思われます。

さて……、本題にたどり着くまでに、随分の前書きを書いてしまいました。

ここからは、MIDIについて、語ります。よろしいでしょうか?

今までは、MIDIと、グローバルな視点から欠いてきましたが、

これからはもう少し的を絞って、GM(General MIDI)と、書いていくことにしましょう。

− GMとは? −

これを説明するには、さらなる前書きが必要なのですが、

おそらく、始めたのか方は、

ココまでで気分が悪くなるケースも出で来ると思われます(笑)

なので、簡単に約束事と思っていてください。

MIDIは、MP3やリアルオーディオのような、圧縮方式とは違い、

電子信号(楽譜)をMIDI機器が受け取り、

曲を奏でます。ですから、日本人が日本語を使うように、

彼等?も、彼等の言葉が必要なのです。

そのために出来た共通語(=規格)が「GM」な訳です。

追加事項として、GMを包括した規格に

YAMAHAのXG、ROLANDのGSがあります。

さらに、GMの最新規格として、GMLV2があり、

最新のDTM音源は、こちらにも対応してります。

ですが、GMLV2はの認知度は、GMにくらべ、

まだまだのようです。配布用のMIDI製作には、

まだまだ、GMを基準として製作せざるを得ないのが現実でしょうか?

− GMシステムオン − 

記述 F0 7E 7F 09 01 F7


大ざっぱに言えば、MIDI音源の共通規格化のことですです。

GMロゴのついている機種であれば、

この信号(システムエクスクルーシブメッセージ:以後Sysex)を送ることにより、

違う環境化でも、比較的制作者の意図としたクオリティーで、

曲を再生できるようになります。

また、作曲ソフト(以後:シーケンス)のマニュアルに、ほぼ間違いなく

登場する単語なので、一度マニュアルを参照してください。

最近のシーケンスでは、煩雑なSysexを入力しなくても、

安易に、このメッセージの記述が可能ですが、

記述を覚えておくと、より深く理解できるでしょう。

− MIDIの良い点、点悪い点 −

MIDIの良いところは、なんと言ってもデータの軽さでしょう。

よく使われる受け売りですが、指揮者が楽譜を持って、

地方に出かけて現地の演奏者に演奏をたのむようなものなのです。

ですが、この譜面を演奏するためには、

現地にこれを演奏できるスキルの持ち主が無くてはなりません。

その最小限共通の条件を満たしているのが、GMという規格で、

この範囲からはみ出た規格の曲を演奏することは、不可能なのです。

MIDIで曲を創り、配布するには、

このことに十分きをつけて置かなくてはなりません。

「必ずしも制作者の意図を十分に汲むことはできない!」

と言うことを、心の端にとどめておきましょう