目次
|
|
0 | 前書き |
1 | 製作の概念 |
2 | インターネットでの配布 |
3 | GMとは? |
4 | GMシステムオン |
5 | MIDIのいい点悪い点 |
MIDI 解説?の部屋 − 前書き − ココでは、京矢が知っている、MIDIの知識について、 少々書いていきたいと思います。 恐らく、パソコンを目の前に行う音楽製作は、 DTM(Desk Top Music)が中心となってくるでしょう。 わかりやすく言うと、パソコンと、MIDI音源を接続し、 シーケンスソフトを用い、 MIDI楽器あるいは、マウスで曲を創る作業のことです。 と書くと、少々語弊があるかもしれませんが、 意識せずとも大抵はそうなってゆくのでは、ないでしょうか? |
− 製作の概念 − 製作の概念と書くと、少々大げさに鳴るかも知れませんが、 これは、「曲を誰かに聴かせたい」と考えと、 非常に重要且つ、必要不可欠になります。 曲のストーリーもそうですが、 どういう形で、誰に聞かせるのか?ということです。 ココではインターネットでの音楽配布ということを、 中心に書いていきたいと思っています。 |
− インターネットでの配布 − 誰かに曲を聴いてもらいたい! 方法はいくつもあります。 インターネットで一番確実と思われるものは、 現在MP3が最も有効ではないか?と思われます。 理由として、製作過程に置いての制限が無いことと、 特に最近では、ダウンロード後に、無条件に環境が整ったことが、挙げられます。 最大の欠点は、現在のインターネット環境では、 データが肥大化しすぎて、スムーズなダウンロードができないことでしょう。 もう一つ製作過程に制限のない例を挙げると、 リアルオーディオ形式があります。 ただし、この形式の曲を再生するためには、 リアルメディア社製の、リアルメディアプレイヤーが、必要になってまいります。 ちなみにこのHPの曲は、すべて(今の所)、リアルオーディオ形式になっています。 また、リアルメディア形式のデータは、 ストリーム再生(ダウンロードをしながら、即座に再生を可能のしてくれる) が、可能な事であり、ある程度のクオリティーを保ったまま、 自分の作品を聴き手に届けることができます。 以上の形式は、インターネットの高速化により、 さらに、制限のないクオリティーで、 配布が可能になっていくのではないか?と、思われます。 さて……、本題にたどり着くまでに、随分の前書きを書いてしまいました。 ここからは、MIDIについて、語ります。よろしいでしょうか? 今までは、MIDIと、グローバルな視点から欠いてきましたが、 これからはもう少し的を絞って、GM(General MIDI)と、書いていくことにしましょう。 |
− GMとは? − これを説明するには、さらなる前書きが必要なのですが、 おそらく、始めたのか方は、 ココまでで気分が悪くなるケースも出で来ると思われます(笑) なので、簡単に約束事と思っていてください。 MIDIは、MP3やリアルオーディオのような、圧縮方式とは違い、 電子信号(楽譜)をMIDI機器が受け取り、 曲を奏でます。ですから、日本人が日本語を使うように、 彼等?も、彼等の言葉が必要なのです。 そのために出来た共通語(=規格)が「GM」な訳です。 追加事項として、GMを包括した規格に YAMAHAのXG、ROLANDのGSがあります。 さらに、GMの最新規格として、GMLV2があり、 最新のDTM音源は、こちらにも対応してります。 ですが、GMLV2はの認知度は、GMにくらべ、 まだまだのようです。配布用のMIDI製作には、 まだまだ、GMを基準として製作せざるを得ないのが現実でしょうか? |
− GMシステムオン − 記述 F0 7E 7F 09 01 F7 大ざっぱに言えば、MIDI音源の共通規格化のことですです。 GMロゴのついている機種であれば、 この信号(システムエクスクルーシブメッセージ:以後Sysex)を送ることにより、 違う環境化でも、比較的制作者の意図としたクオリティーで、 曲を再生できるようになります。 また、作曲ソフト(以後:シーケンス)のマニュアルに、ほぼ間違いなく 登場する単語なので、一度マニュアルを参照してください。 最近のシーケンスでは、煩雑なSysexを入力しなくても、 安易に、このメッセージの記述が可能ですが、 記述を覚えておくと、より深く理解できるでしょう。 |
− MIDIの良い点、点悪い点 − MIDIの良いところは、なんと言ってもデータの軽さでしょう。 よく使われる受け売りですが、指揮者が楽譜を持って、 地方に出かけて現地の演奏者に演奏をたのむようなものなのです。 ですが、この譜面を演奏するためには、 現地にこれを演奏できるスキルの持ち主が無くてはなりません。 その最小限共通の条件を満たしているのが、GMという規格で、 この範囲からはみ出た規格の曲を演奏することは、不可能なのです。 MIDIで曲を創り、配布するには、 このことに十分きをつけて置かなくてはなりません。 「必ずしも制作者の意図を十分に汲むことはできない!」 と言うことを、心の端にとどめておきましょう |