◇ラフマニノフ/リラの花 作品21-5◇

ラフマニノフの小さな歌曲をフルートとピアノのためにアレンジしてみました。

作曲は1902年で、有名なピアノ協奏曲第2番の翌年の作でございます。
この曲はピアノ独奏用に作曲者自身がアレンジしておりまして、私は原曲もピアノ独奏版も聴いたことがございませんが、ピアノ独奏の方を聴いたjimmaによれば、「ショパンふう」なんだそうでございます。が、私の見る限り、原曲の楽譜からはショパンの匂いは感じられませんでした。
ひょっとするとこの曲をご存知の方にとって、イメージぶち壊しの編曲になっているかもしれませんが、その辺りはどうかご容赦くださいm(__)m

(2008.3.21/Jun-T)

リラの花
(詩:エカテリーナ・ベケートワ/訳詩:藤井宏行

  朝 夜が明けるときに
  露に濡れた草をかき分けて
  私はさわやかな空気を吸いに出かけよう
  かぐわしい木陰に
  リラの花が咲き誇るところ
  私はそこで幸せを見つけたい

  人生にはたったひとつの幸せがある
  私はそれを見つけたい
  その幸せはリラの花の中にあるのだ
  緑の枝の上に
  このかぐわしい花の房の中
  私のつつましい幸せが咲いている

◇編曲・MIDIデータ作成:Jun-T ◇録音:jimma

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