◇後光に包まれたひとりの聖女 作品61-1◇
〜ヴァイオリンとピアノのための〜
(1894年作/歌詞:ポール・ヴェルレーヌ/訳詩:藤井宏行

 後光に包まれたひとりの聖女
 塔の中におわします貴婦人
 言葉で表すことのできるありったけの
 優雅さと愛らしさに満ちている

 聞こえてくるのは黄金の音色
 それは遠くの森からの角笛の音
 高貴な奥ゆかしさと溶けあっている
 いにしえの時代の貴婦人たちの

 そのとびきりの魅力は
 誇らしげなほほえみや
 白鳥のような純粋無垢さ
 それに幼女のような赤い頬

 真珠のような 白とバラ色の姿
 穏やかな貴人のたたずまい
 ぼくには見える、ぼくには聞こえる、これらすべてが
 彼女のカロリング朝風の名前を思うだけで

◇編曲・MIDIデータ作成:Jun-T ◇録音:jimma (2008.10.25)

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