交響曲第38番 ニ長調 K.504「プラハ」
(Symphony No.38 in D major, K.504)

いわゆる「モーツァルトの3大交響曲(変ホ長調、ト短調、ハ長調)」の生まれる2年前に書かれた曲ですが、作品の質としては「3大交響曲」に勝るとも劣らず、むしろこの曲を含めて「4大交響曲」といった方が適切なのではないかと個人的には思ったりいたします。

1786年、プラハでオペラ「フィガロの結婚」が上演され、大成功を収めます。プラハに招待されたモーツァルトは、新作の交響曲ニ長調を自身の指揮で初演いたしますが、これがこの交響曲でございました。というわけで、この曲は今日、「プラハ(プラーグ)」というニックネームで親しまれているのでございます。

この作品にはメヌエット楽章が欠けておりますため、「メヌエットなし」などと称されることもあるようでございます。
なぜメヌエット楽章が書かれなかったのか、寡聞にして存じませんが、3つの楽章すべてに後期のモーツァルトらしく緊密な対位法的書法が網の目のように張り巡らされ、非常に充実した音楽となっております。

例によって、拙い編曲でございます。特にこの曲の特色である対位法による立体感は、充分に表現できているとはとうてい申し上げられません。
この点、平にご容赦願いますm(__)m


交響曲第38番ニ長調 K.504「プラハ」・全曲連続再生 

第1楽章/アダージョ−アレグロ(I. Adagio - Allegro) 
第2楽章/アンダンテ(II. Andante) 
第3楽章/フィナーレ:プレスト(III. Finale : Presto ) 

◇あそびのピアノ連弾に戻ります◇
◇背景画像提供:フリー写真素材Canary様
◇編 曲・MIDIデータ作成:Jun-T ◇録 音:jimma