シベリウス歌曲集
(Jean Sibelius : Songs)

20世紀前半のフィンランドを代表する作曲家シベリウスは、わが国では何より交響曲作家としてのイメージが定着しているようでございますが、実は200曲近い声楽曲をその生涯全般にわたって残しております。そのうちの約半数は合唱のための作品で、独唱のための歌曲はおよそ100曲に上ります。
シベリウスの歌曲はドイツ・リート、あるいはチャイコフスキーやグリーグの歌曲の影響下に出発し、やがて独自の作風に達したものと思われます。比較的初期の段階(1900年前後)で優れた歌曲が続々と生み出され、1910年代いっぱいで歌曲の創作は終焉を迎えます。この点、1920年代まで書き続けられたオーケストラ曲や合唱曲、ピアノ曲とは対照的でございます。

「あそびの音楽館」では、シベリウスの歌曲から、いくつかの作品を折に触れてアップしてまいりたいと思っております。
なお、「あそびの音楽館」版シベリウス歌曲集は、独奏楽器とピアノ伴奏という形態をとっておりますため、声楽の部分に多少のアレンジを加えておりますことを、あらかじめご了承願いますm(__)m

歌詞につきましては、藤井宏行様の御訳を使わせていただいております。どうもありがとうございますm(__)m
また、各曲の詳細につきましては、「梅丘歌曲会館・詩と音楽」に詳しい解説が掲載されております。こちらもぜひご覧になってくださいm(__)m


 春はすばやく過ぎ去る 作品13-4 (Våren flyktar hastigt)  歌 詞

 もはや私は尋ねなかった 作品17-1 (Se'n har jag ej frågat mera)  歌 詞
 道に迷って 作品17-4 (Vilse)  歌 詞

 黒いバラ 作品36-1 (Svarta rosor)  歌 詞
 トリアノンでのテニス 作品36-3 (Bollspelet vid Trianon)  歌 詞

 初めてのくちづけ 作品37-1 (Den första kyssen)  歌 詞
 逢引から戻った娘 作品37-5 (Flickan kom ifrån sin älskings möte)  歌 詞

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◇背景画像提供:フリー写真素材Canary
◇編 曲・MIDIデータ作成:Jun-T ◇録 音:jimma