シベリウス/6つの即興曲 作品5 (Jean Sibelius : 6 Impromptus, Op.5) |
「クレルヴォ交響曲」「エン・サガ」「カレリア」などとほぼ同時期、1892年に書かれたこの「6つの即興曲」は、シベリウスのピアノ曲としてはもっとも早い作品番号をもっております。
初期の作品だけあってシベリウスらしさ全開、というわけにはまいりませんが、それでもどの曲にも独特の味わいがございます。
6曲の中では、第5番が演奏効果の点でもっとも秀逸で、演奏される機会も時折あるようでございますが、第2番の舞曲調、第6番の素朴な詩情など、それぞれに目立たないながらも捨てがたい魅力が秘められております。 なお、第6曲には全曲を丸ごと反復する指定がございます。これは面白くないので、伴奏のスタッカートとレガートを前半と後半で逆にして反復することや、デュナーミクをまるきり変えてしまう、など試みてみましたが、どれもイマイチな気がしましたので、結局反復なし、という安易な演奏にいたしました。何卒ご了承願いますm(__)m |
(2008.8.3〜8.13) |
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◇背景画像提供:「四季おりおり 色とりどり」様 | |
◇MIDIデータ作成:Jun-T ◇録 音:jimma |