サティ/本当のぶよぶよした前奏曲 ― 犬のための
(Satie : Véritables préludes flasques - pour un chien)
1912年に作曲したピアノ曲集「ぶよぶよした前奏曲(犬のための)」を、大手出版社のデュラン社に持ち込んだにもかかわらず、出版を拒否されたサティは、新たに3曲から成るピアノ作品集を書き上げ、「本当のぶよぶよした前奏曲(犬のための)」と題して、今度はデメッツ社に持ち込みます。

今回の作品では、前作に存在した調号や小節線が撤廃されており、普通に考えれば前作以上に売れなさそうな気がするのですが、どういうものか、今回はすんなりと出版されてしまいました。事情はよくわかりませんが、サティの作曲だけに、出版社としても見た目からして非常識な楽譜を喜んだということなのでしょうか?

「本当にぶよぶよした前奏曲」は「ぶよぶよした前奏曲」同様、簡潔な書法による小品集となっております。
各曲にはそれぞれ特徴的なタイトルが付けられておりますが、これはサティの通常運転と申してよく、曲の内容とはほとんど無関係でございます。

(2021.5.19〜/Jun-T)

本当のぶよぶよした前奏曲 ― 犬のための・全曲連続再生 

第1曲:きつい叱責(Sévère réprimande) 
第2曲:ひとりで家に(Seul à la maison) 
第3曲:遊ぶ(On joue) 

◇「サティ/ピアノ作品集」に戻ります◇
◇MIDIデータ作成:Jun-T ◇録 音:jimma