チャイコフスキー/牧歌的カンタータ
(A Pastoral Cantata)

チャイコフスキー晩年の傑作のひとつ、オペラ「スペードの女王」第2幕で演じられる劇中劇「忠実な羊飼いの娘」の音楽を、ピアノ連弾にアレンジいたしました。

オペラ自体は欲望にとり憑かれ、愛も友情も捨てた男の悲劇を主題にしております。
余談ではございますが、チャイコフスキーは「スペードの女王」を書き上げたとき、「この作品の登場で、音楽史は『スペードの女王』以前と以後とに分けられるだろう」と語ったそうでございます。よほどこのオペラに自信をもっていたんでございましょうね^^

ところで、この「牧歌的カンタータ」は本筋とはまったく関係のない楽しい音楽でございます。そこに見られるロココふうの響きは、いかにチャイコフスキーがモーツァルトを愛していたかの証明と申せましょう。
オペラ全曲にはもちろん収録されている曲ですが、魅力あふれる作品にもかかわらず、単独で取り上げられることはまずございません。
このピアノ連弾版で、その魅力の一端なりともお伝えできれば幸甚に存じますm(__)m


「牧歌的カンタータ」全曲連続再生 

羊飼いたちの合唱 (Chorus of Shepherds and Shepherdesses)

羊飼いたちの踊り (Dance of Shepherds and Shepherdesses)

二重唱 (Duet)

フィナーレ (Finale) ◇連弾用楽譜

◇あそびのピアノ連弾に戻ります◇
◇背景画像提供:フリー写真素材Canary様
◇編 曲・MIDIデータ作成:Jun-T ◇録 音・楽譜浄書:jimma