レ・プティ・リアン K.299b(Ahn.10)
(Les Petits Riens K.299b)

このバレエ音楽は、1778年パリ滞在中にJ.G.ノヴェールの依頼により作曲されました。
ノヴェールの名で出版され、その後忘れ去られていましたところ、100年近く後の1872年にパリ・オペラ座の書庫から筆写譜が発見されました。
全21曲のうちケッヘルは13曲をモーツァルトの作としていましたが、ケッヘル第6版では序曲を含む8曲がモーツァルトの真作としています。使用したオイレンブルグのスコアには13曲入っています。残りの曲は誰の曲なのかということですが、WEBで調べてもよく分からず、このバレエは元々オペラ座でアスプルマイヤーの曲として上演されていたということなので、この人の曲なのかも知れません。

曲は、セレナードやディヴェルティメントとはまた少し違った感じの牧歌的な音楽です。
少なくともモーツァルトの真作とされる8曲は音にしてみたいと思っています。

※曲はすべてMP3でお楽しみいただけます。


序 曲 (Overture) 
第3番‐第4番/アンダンティーノ−アレグロ (No.3&No.4:Andantino-Allegro) 
第5番/ラルゲット (No.5:Larghetto) 
第6番/ガボット (No.6:Gavotte) 
第9番/優雅なガボット (No.9:Gavotte gracieuse) 
第10番/パントマイム (No.10:Pantomime) 
第12番/ガボット (No.12:Gavotte) 

「レ・プティ・リアン」全曲連続再生 

◇あそびの管弦楽に戻ります◇
◇背景画像提供:フリー写真素材Canary様
◇MIDIデータ作成・録 音:jimma