歌劇「村の占い師」 (Le Devin du village) |
ルソーの代表作、歌劇「村の占い師」です。と言っても、ルソーが思想家で著作を残していなかったら、このオペラは音楽史から消えていたでしょう。 曲は驚くほど単純な作りになっています。素朴な味わいがあると言えなくもないでしょう。 ※曲はすべてMP3でお楽しみいただけます。 |
序 曲 (Overture) | |
この序曲は、同じフレーズの繰り返しが多く、オーボエ2本はそれぞれ第1,2ヴァイオリンとユニゾン、ファゴットはチェロとユニゾンになっています。かなり素人っぽい音楽ですが、これで一応曲の体をなしていることが不思議なくらいです。 | |
(2004.10.20) | |
ランとゲ (Lent et Gai) | |
第1場の前に演奏される短い2曲です。「ラン」はレント、「ゲ」はアレグロに相当します。 | |
(2004.11.26) | |
パントミムから「落ち着いて、明瞭に」 (Pantomime ; Posement et detache) | |
これが例の、日本で誤って「むすんでひらいて」がルソー作曲と伝えられる元になったと考えられている曲です。最初にjimmaがこれを聴いたとき、どこがむすんでひらいてなの?!と思いました。ちょっとWEBで調べましたところ、この曲を元にして別の作曲家が作った曲が広まったという説があるようです。興味のある方は調べてみると面白いかも知れません。 なお、「パントミム」というのは黙劇、つまりパントマイムのことです。 | |
(2004.12.10) | |
二重唱 (Duo arranged by Jun-T) | |
第1場の「アリア」の通奏低音をリアライズしてもらうために楽譜をJun-Tに渡して、他にもいい曲があったらリアライズを頼んでいましたところ、この第6場の二重唱のオーケストラ版のファイルが送られて来ました。 原曲はソプラノ、テノールに通奏低音のみなんだそうです。Jun-Tによるオーケストラ版では、オーボエ、ファゴット、弦五部とハープシコードです。 私jimmaは、実はこの歌劇の全曲を聴いたことはありませんで、この二重唱は聴いたような聴いてないような、要するにほとんど記憶にありませんでしたので適当に強弱をつけました。オーケストレーションも適当だそうですから、どっちもどっちというところです。 曲はルソーらしい、のどかな音楽です。 | |
(2005.12.11) | |
メヌエット (Menuet arranged by Jun-T) | |
ルソーの楽譜がJun-Tのところにあるうちに、何かめぼしい曲があったら編曲するように頼んでいたところ、この曲のMIDIファイルが送られてきました(去年のことですが)。 Jun-Tは、トリオがいいんだと言っておりましたが、SC88Proで聴いた限りでは、メヌエットの方がいいんじゃないかと思いました。録音してみるとトリオも悪くないですね。 | |
(2006.1.11) | |
アルマンド (Allemande arranged by Jun-T) | |
いやぁ、単純ながら、タンバリンでも手に踊りだしたくなるような楽しい曲です。音楽家としてのルソーを少し見直しました。そういえば、Jun-Tが中学の頃、気分のいいときにはコサックダンスを踊っていたのを思い出しました。 アルマンドというのは、緩やかな2拍子系の舞曲なんだそうで、元々のアルマンドとはだいぶ趣が違うようです。 久しぶりにDTMを楽しみました。もっとも、楽しいのは編曲した人と録音した人の2人だけかも知れませんけれども。 なお、編曲にあたって、おしまいの、最初の主題を繰り返しながら加速していく部分は、Jun-Tが付け加えたものです。 | |
(2006.1.13) | |
◇あそびの管弦楽に戻ります◇ | |
◇背景画像提供:フリー写真素材Canary様 | |
◇編曲・MIDIデータ作成:Jun-T ◇MIDIデータ作成・録音:jimma | |