ハイドン/交響曲第100番 ト長調「軍隊」
(Haydn : Symphony No.100 in G major,"Military")

「ザロモン・セット」に含まれる12曲の交響曲は傑作ぞろいですが、一般にはニックネームのある曲の方が親しまれております。これらのニックネームは、初演後にハイドン自身のあずかり知らぬうちに名付けられるのが普通ですが、ト長調のこの作品は例外で、初演のプログラムに「軍隊交響曲」として掲載されております。

4つの楽章はいずれも円熟したハイドンの精緻かつ流暢な筆致で書かれており、同時期の他の作品同様、アトラクティヴな楽想と自由奔放な動機労作が曲全体に輝きを与えております。

編曲はウルリヒ(Hugo Ulrich;1822〜1872)という人の手になるもので、四手のピアノ連弾のためにアレンジされております。
ピアノで演奏された交響曲第100番、お楽しみいただければ幸甚でございます。


交響曲第100番ト長調「軍隊」・全曲連続再生 

第1楽章/アダージョ ― アレグロ(I. Adagio - Allegro) 
第2楽章/アレグレット(II. Allegretto) 
第3楽章/メヌエット:モデラート(III. Menuetto : Moderato) 
第4楽章/フィナーレ:プレスト(IV. Finale : Presto) 
(2024.7.8〜7.13)

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◇編 曲:H. ウルリヒ  ◇MIDIデータ作成:Jun-T ◇録 音:jimma