ヘンデル/二重協奏曲
(Georg Friedrich Händel : Concerti a due cori)

作曲後100年以上経った1866年に発見された3つの2重協奏曲は、オルガン協奏曲などと同様オラトリオ上演の幕間に演奏されたようです。ほとんどの楽章が自作のオペラやオラトリオからの転用だということなので、ご存知の曲も出てくるかもしれません。

曲名の「二重協奏曲」ですが、何が二重かというと、第1番では、2群のオーボエ2、ファゴット2が、第2番と第3番では2群のオーボエ2、ファゴット2、ホルン2が掛け合いを楽しめるように作られているということでしょう。これは事典によるとヴェネツィア楽派の複合唱形式というものによるのだそうで、確かに楽譜を見てみると、2群の管がChor1、Chor2となっています。

WIVIの管はただ音を鳴らしているだけという段階なので、少しはWIVIの練習になるんじゃないかと思って始めました。

WIVIの管は音を鳴らすだけなら、これまでの音源と違って、ホールに見立てた画面の中に楽器を置くというやり方で、奥に配置すれば遠くから、観客に近いところに置けば近くから聴こえるように自動的に設定されるようで、これはなかなか分かりやすくて面白いと思います。
WIVI作業画面
ただ、いろんなパラメーターへのアクセスがかなり煩雑で、これは改善の余地がありそうです。

第3番までやるつもりではおりますが、無事にたどり着けるかどうかは分かりません。


◇二重協奏曲 第1番 変ロ長調◇
第1楽章:序曲 (I. Ouverture) 
第2楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ (II. Allegro ma non troppo) 
第3楽章:アレグロ (III. Allegro) 

◇あそびの管弦楽に戻ります◇
◇背景画像提供:「自然いっぱいの素材集」
◇MIDIデータ作成・録 音:jimma