グリーグ/ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 (Grieg : Piano Concerto in A minor, Op.16) |
生涯にわたって、ピアノのための小品や歌曲を中心に作曲活動を続けたグリーグですが、初期には交響曲やピアノ・ソナタ、ヴァイオリン・ソナタなどの大規模な作品にも手を着けております。それらの中で、今日もっともよく知られているのは、なんと申してもピアノ協奏曲でございましょう。
作曲は1868年、グリーグ25歳の年ですが、初期の若書きふうの弱点らしいものはなく、その少し前に書かれたピアノ・ソナタやヴァイオリン・ソナタ第1番、交響曲ハ短調などと比較しても圧倒的に優れた音楽になっております。ただし、グリーグはこの作品を、最晩年に至るまでに何度も改訂しておりますので、その過程で未熟な部分はすべて修正され、細部まで磨きぬかれたものになったと申せるかもしれません。
曲そのものはあまりに有名であるため、これ以上申し上げることはございません。 |
ピアノ協奏曲イ短調 作品16・全曲連続再生 | |
第1楽章/アレグロ・モルト・モデラート(I. Allegro molto moderato) | |
第2楽章/アダージョ ― 第3楽章/アレグロ・モデラート・モルト・エ・マルカート (II. A dagio - III. Allegro moderato molto e marcato) | |
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◇背景画像提供:フリー写真素材Canary様 | |
◇編曲:E. グリーグ ◇MIDIデータ作成:Jun-T ◇録音:jimma |