セレナーデ 第1番 ニ長調 作品11
 (Serenade No.1 in D Major, Op.11 for Full Orchestra)

Johannes Brahms この曲は、はじめ小編成の室内合奏曲(フルート1、クラリネット2、ホルン1、ファゴット1、ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1)として作曲され、その後フルオーケストラ用に編曲されたものでございます。
作曲は1857〜58年、フル編成のオーケストレーションは58年の12月に完了いたしました。当時ブラームスはまだ25歳、記念すべきブラームス最初の管弦楽作品でございます。そういう気負いもあってか、ブラームスは誇らしげに「大管弦楽のための」と記しております。

全曲は六つの楽章から成り、通して聴けばかなりの大作でございますが、個々の楽章はのびやかで長閑な気分に満ちておりまして、ブラームスにしては気楽で楽しい作品になっております。

ブラームスの管弦楽曲の中ではもっともマイナーなもののひとつではございますが、捨てがたい魅力のあることも事実でございまして、それを少しでも表現できればと、あえて連弾化に踏み切ってみました。
お楽しみいただければ幸いでございますm(__)m

〜追 記〜
この曲の連弾編曲をアップしたのは2004年、「あそびの音楽館」開設の年でしたが、編曲の途中でブラームス自身の編曲がCD化されていることを知り、そういうものがあるならこのサイトで下手な編曲をわざわざ公開する必要はなかろうと思い、そのまま現在(2012年)まで放置しておりました。
ところが、年を経るごとに私もだんだん横着になり、せっかくブラームスの編曲があるんだから、それで全曲完結してみてもよかろうという気になりました。

ブラームスの編曲を掲載するにあたって、先にアップしておいた私の編曲は削除するつもりでおりましたが、せっかく全曲中4曲まで録音もしたことですし、ここは「おまけ」ということで、Jun-T版も残しておくことにいたしました。
ブラームスの簡にして要を得た編曲と並べるのはおこがましい気がいたしますが、暇つぶしにでもしていただければ幸甚でございますm(__)m


◆セレナーデ 第1番 ニ長調 作品11(ブラームス編曲)◆
セレナーデ第1番・全曲連続再生  

第1楽章/アレグロ・モルト (I. Allegro molto) 
第2楽章/スケルツォ:アレグロ・ノン・トロッポ (II. Scherzo : Allegro non troppo) 
第3楽章/アダージョ・ノン・トロッポ (III. Adagio non troppo) 
第4楽章/メヌエット (IV. Menuetto I & II) 
第5楽章/スケルツォ:アレグロ (V. Scherzo : Allegro) 
第6楽章/ロンド:アレグロ (VI. Rondo : Allegro) 

◆セレナーデ 第1番 ニ長調 作品11(Jun-T編曲)◆
第1楽章/アレグロ・モルト (I. Allegro molto)
第2楽章/スケルツォ:アレグロ・ノン・トロッポ (II. Scherzo ; Allegro non troppo) 
第4楽章/メヌエット (IV. Menuetto I & II) 
第5楽章/スケルツォ;アレグロ (V. Scherzo ; Allegro) 

◇あそびのピアノ連弾に戻ります◇
◇背景画像提供:フリー写真素材Canary様
◇編 曲:J. ブラームス ◇編曲・MIDIデータ作成:Jun-T ◇録 音:jimma