バッハ/管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV.1067
(Bach : Orchestral Suite No.2 in B minor, BWV.1067)

管弦楽のための組曲は多くの作曲家によって無数に書かれてまいりましたが、単に「管弦楽組曲」といえば、バッハの4曲の作品を指すのが普通です。つまり、バッハの「管弦楽組曲」は古今の管弦楽のための組曲の中で、もっとも著名な作品と申すべきでしょう。

第2番は4曲中唯一の短調作品で、フルートのパートが非常に重視されている点も特徴的です。
全曲は大がかりなフランス風序曲(緩 ― 急 ― 緩)と、それに続く比較的小規模な6曲の舞曲から構成されております。

ここで取り上げておりますピアノ連弾用の編曲は、レーガー(Johann Baptist Joseph Maximilian Reger:1873〜1916)の手に成るものでございます。
レーガーは20世紀初頭にはブラームスの後継者としてドイツ圏で非常に高名な存在でしたが、没後徐々に取り上げられなくなり、一部の作品を除くと忘れられた作曲家の仲間入りをしておりましたが、21世紀になって再評価が進んでいるということでございます。
レーガーの編曲によるバッハの管弦楽組曲第2番、お楽しみいただければ幸甚です。


管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV.1067・全曲連続再生 

第1楽章/序曲(I. Overture) 
第2楽章/ロンドー(II. Rondeau) 
第3楽章/サラバンド(III. Sarabande) 
第4楽章/ブーレ(IV. Bourree) 
第5楽章/ポロネーズ(V. Polonaise) 
第6楽章/メヌエット(VI. Menuet) 
第7楽章/バディネリ(VII. Badinerie) 

◇あそびのピアノ連弾に戻ります◇
◇背景画像提供:自然いっぱいの素材集
◇編 曲:M. レーガー ◇MIDIデータ作成:Jun-T ◇録 音:jimma