リュートのための古風な舞曲とアリア
 (Ancient Airs and Dances)
レスピーギといえば「ローマ3部作」をはじめとする絢爛たる管弦楽作品の名手として有名でございますが、この曲集のように比較的編成の小さな作品におきましても、オーケストラの達人の技量の冴えが窺われます。

「リュートのための古風な舞曲とアリア」は全部で3集ございまして、作曲年代は1917年から1931年にわたっております。
第1組曲は「ローマの泉」、第2組曲は「ローマの松」、第3組曲は「ローマの祭り」とそれぞれほぼ同時期の作品で、「ローマ3部作」と並び、レスピーギの創作の円熟期を代表する作品と申せましょう。

※曲はすべてMP3でお楽しみいただけます。


リュートのための古風な舞曲とアリア・第1組曲
(Ancient Airs and Dances ; Suite No.1)
第1曲/シモーネ・モリナーロ:小舞踏曲《オルランド伯爵》 
     (I. Simone Molinaro : Balletto detto“Il Conte Orlando”1599)
第3曲/作曲者不詳:ヴィラネッラ(16世紀末)
     (III. Anon.: Villanella, Fine sec.XVI)

リュートのための古風な舞曲とアリア・第3組曲
(Ancient Airs and Dances ; Suite No.3)
第1曲/イタリアーナ (I. Italiana)
第3曲/作曲者不詳:シチリアーナ(16世紀末)
     (III. Anon.: Siciliana, Fine sec.XVI)

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◇背景画像提供:フリー写真素材Canary様
◇MIDIデータ作成・録 音:jimma