アルビノーニ/シンフォニアと五声の協奏曲 作品2
(Albinoni : Sinfonie e Concerti à 5, Op.2)

アルビノーニは生前はオペラの作曲家として有名だったようですが、今日では器楽作品、とりわけいくつかの協奏曲で名を残しています。

アルビノーニの作品としてもっとも有名な曲は、かつて「オルガンと弦楽のためのアダージョ ト短調」でしたが、これは現在では編曲者とされていた音楽学者のジャゾット(Remo Giazotto;1910〜1998年)の偽作ということが判明しており、アルビノー二の作品とはいえなくなってしまいました。
そこで今では、アルビノーニの代表作といえば、作品9の協奏曲集に含まれるいくつかのオーボエ協奏曲、ということになるでしょう。

アルビノーニは1690年代から1730年代にかけて、作品1から作品10までの器楽作品集を出版していますが、そのうち作品2を与えられた曲集は各6曲のシンフォニアと協奏曲から成っています。アルビノー二の作品としては、作品9の協奏曲集ほど有名なものではありませんが、地味ながらも心に響く曲が少なからず含まれているように思われます。

ここでは、作品2の中からいくつかのシンフォニアを取り上げてみます。


シンフォニア第1番 ト長調 作品2-1(Sinfonia in G major, Op.2-1) 
シンフォニア第2番 ハ長調 作品2-3(Sinfonia in C major, Op.2-3) 
シンフォニア第3番 イ長調 作品2-5(Sinfonia in A major, Op.2-5) 
シンフォニア第5番 変ロ長調 作品2-9(Sinfonia in B flat major, Op.2-9) 
シンフォニア第6番 ト短調 作品2-11(Sinfonia in G minor, Op.2-11) 

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◇背景画像提供:フリー写真素材Canary様
◇MIDIデータ作成・録 音:jimma