よもやま話:エコキュート設定変更

エコキュートで改善が望まれる点

ひと月ほど運用して、いろいろ気になる点があります。
・朝にお風呂を張り、夕方、あるいは深夜に入りたい人がいた場合。どのようにお湯をあたためるべきか?
エコキュートでは一般的に追い焚きよりさし湯が推奨されています。追い焚きの熱交換でタンク内の温度が下がると効率が落ちるらしいです。
しかしながら、さし湯(一応、高温さし湯)ではたいして温まらないので、何度もさし湯することになり実用的ではないようでした。
それなんで、現状の指針としては、「お湯に浸かれる程度の温度だったら、追い焚き」「もっと冷めていたら、お湯を全部抜いてお風呂入れ直し」ということにしています。

・深夜電力割引の適用時間前にタンク沸き上げが始まってしまう。
夜10時ごろのことです。ほぼお湯を使う必要がなくなっているにも関わらず、タンクがせっせとお湯を沸かしているではないですか。しかもタンクの目盛がそれほど減っているとは思えません。学習機能があるらしいですが、それほど賢くはないようです。取説を読んでみると、湯切れ防止時間を設定すれば良さそうだったので、湯切れ防止をしない時間帯を21時からとしました。(朝7時までの部分は変更できない)
その後は「変な時間にせっせとお湯を沸かす動作」は目撃されていません。

・日が出て、太陽光パネルが発電し始めているにも関わらず、せっせとお湯を沸かしている。
深夜電力割引が終了する時刻が朝の7時であり、エコキュートの動作上まともな仕様ではありますが、太陽光パネルが7時以前から発電することを考えると調整したいところです。しかしながら、沸き上げ終了時刻を変更する術はなく(多分・・・)太陽光発電との共存対応はイマイチのようです。
仕方ないので、エコキュートシステムの時計を1時間早めました。現実時刻+1時間の時刻設定となります。
だまされたエコキュート君は現実時刻6時を7時だと思うので、6時までに沸き上げを完了します。
風呂の予約をする時にも予約したい現実時刻に1時間を足さなければいけない等不便といえば不便ですが、次第に慣れるかも知れないのでこの方法をとっています。春分の日、秋分の日ぐらいに夏冬シフト変更をするつもりです。

実際の一日の電力推移を下方に載せておきます。上の図がシフト前で6時台まで沸き上げをしています。下の図が1時間のシフト後で沸き上げ時間が5時台で終わり、6時台に売電ができています。ただし売電量は0.3kWh程度とわずかです。売電金額33円、深夜電力料金12円なので20円程度の差、お得具合は6円といったところです。この程度の額で不便を受け入れるべきかどうかは、はなはだ疑問ですが、夏場に増えることを期待しましょう。

 後日談:一時間時刻をずらせたことで、エコキュートは実時刻夜10時に深夜電力時間突入と勘違いしています。ある日、昼間にお湯を多めに使ったとき、案の定夜の10時に沸き上げを始めました。まあ、頻度はかなり少ないので、現状の設定で運用します。どうにかならないかと、他の地域の深夜電力で短時間(例えば24時から7時が)のものがないか探しましたが、存在しないようでした。6月に入り夏至が近づき朝早くから日照があります。梅雨の期間ではありますが、晴れの日には6時台で0.5KW/h以上売電するようなので、多分時刻を戻すよりお得と思われます。