提案内容検討

太陽光パネルレイアウト

送付した家屋・屋根の情報により、各業者が太陽光発電システムを提案してきます。
業者によって得意なソーラーパネルメーカがあり、家屋・屋根情報を考慮して推薦できるパネルメーカ2社程度のプランを提案してきます。
発電容量の異なるバージョン、パネル枚数の異なるバージョン等を提案してくる場合もあります。
屋根図面をもとに太陽光パネルのレイアウト図を提案してきます。
太陽光パネルの総発電容量、それに見合うパワコン、別資料等でパネルのつながり方を示す接続情報がわかります。

コスト見積もり

太陽光パネル、架台、パワコン、工事費、発電モニタ等のコスト見積もりがでます。

電力シミュレーション

住んでいる地域での既設置太陽光発電実績から推測した発電量、および提出した年間電気料金の実績から、売電量、買電量を予測し、太陽光発電を導入した場合の使用電気料金、売電料金を算出。節約される電気料金が算出されるので、システム導入コストを節約料金で割り、回収にかかる年月をシミュレーションして提示してきます。

提案内容検討

初回の見積もりはごく大雑把なものであり、業者が現地に来て採寸する現地調査の後に精度の上がった見積もりの正式版が発行されます。まずは参考程度に。
また、提示価格も値段交渉前であるので、コストダウンの余地はかなりあります。初回の見積もりでは各業者がどの程度の価格を提示してきたか、あるいはパネルメーカの発電効率、価格の傾向等を把握してみましょう。
発電シミュレーションに関して、売電割合を一律、例えば60%として計算してくる場合がありますが、実際にはその家庭で消費する時間毎の電力量により売電割合は変わるので注意が必要です。 昼たくさん使う家庭は売電割合が下がります。
各業者の提示するシミュレーションを比較し、その家庭での現実に近いシミュレーションを探し、基準のものさしとするのが良いでしょう。 (パネル総容量が同じであれば、誰が計算してもだいたい同じになるはずです)
業者の中には消費電力傾向を昼型、夜型等でタイプ分けしてシミュレーションしてくれるところもあります。
太陽光発電システムで節約できる電気料金は、発電した電力を自己使用分と売電分と分けると計算できます。自己使用分は電力会社からの買電単価、売電分は固定価格買取制度による売電単価を掛けます。
太陽光発電量がその時刻でリアルタイムに消費している電力を上回ると売電することができます。
主に日中の発電量の多い時間に売電できます。
年間で節約できる金額 = 年間総発電量(kW)×{(1−売電割合)×買電単価+売電割合×売電単価}
このように年間総発電量と売電割合が決まれば節約できる金額も決まります。

屋根に載せることが可能なパネル面積、およびパネルの効率により定格発電容量は決まります。(上の例では6.4kW)
メーカー、あるいは様々なホームページで地域ごとの日照具合による平均発電量を知ることができます。kWあたりのその地域での年間発電量実績に定格容量を掛ければ年間総発電量が計算できます。
さらに自己使用の電力消費パターンを仮定することで売電割合が推定できれば、節約できる電気料金を算出することができます。