発電実績
年間トータルの発電量・推定年利
2016年3月下旬から運用し、1年が経過しましたので、年間の総合評価を行います。
太陽光発電パネルは6.4kW積んでいます。場所は横浜市都筑区です。2016.4.1〜2017.3.31までの期間の評価です。
太陽光発電システムのみの利益: ここ1年と同水準で10年間運用した場合の年利は 4.62% となりました。 |
ちなみに、2016年度固定価格買取制度の31円/kWの場合は4.2%です。
太陽光発電+エコキュートの利益: ここ1年と同水準で10年間運用した場合の年利は 8.37% となりました。 |
発電実績:
年間総発電量:8.1MW うち、自己消費電力量:2.98MW 売電量:5.12MW
売電割合:63.2%
目標の年利3.2%は楽々クリアしました。太陽光発電のみ4.62%、エコキュートも考慮すると8.37%という利率は数百万円の投資の割には効率の良いものだと思います。
パワコン定格の5.5kWを超える状況は年間を通しても春先しかなく、ごくたまにしかも短時間なので、全く問題ないようでした。
月ごとの発電量・推定年利
2017年3月の実績です。
グラフの都合上、2017年の1月から左端にプロットしています。
10年利率も5%を超え、好調です。
ガス代の節約も含めたエコキュート込の実使用料ベースの年利も10%を超え、堅調です。
年間の発電量推移を見てみますと、秋口に低下するものの、その他の季節は安心して見ていられます。冬場はエコキュートの活躍の跡が良くわかります。
グラフの説明:
上のグラフは6.4kWパネルで発電された総発電量になります。横浜市都筑区のデータとなります。
青色部分が太陽光発電量をそのまま使った自己消費の部分です。緑色の部分が33円で東京電力に売った部分です。
その下のグラフは一か月分の節約金額を元に計算した10年運用での利回りになります。
青色が太陽光発電のみの利率です。実際の発電量、売電量、買電量をもとに太陽光発電があった場合となかった場合との差額分に基づき10年運用での利率を算出しています。目標としている3.2%利率はこの利率を想定しています(グラフ上の赤ライン)。緑色は同様の条件で売電金額を2016年度固定価格買取制度に合わせ31円/kWとして計算したものになります。今年度に太陽光発電を導入する方の参考になれば幸いです。
一方、紫色で示したのが、実際の電気料金・ガス料金の節約額から算出した利回りになります。2015年当月に実際に支払った電気料金+ガス料金と2016年当月の電気買電料金−電気売電料金+ガス料金との差額。つまり、実際に導入前後での支払料金の差から計算したものです。その年、その月のエネルギー使用量に影響を受けることになりますので、ご留意ください。
グラフ上のへたな英語はご勘弁ください。グラフ生成プログラムの日本語化を怠っているせいです。
最近の発電・消費の様子
3月トータル、日々の発電の様子です。
相変わらず、朝方のエコキュート稼働時間の電力消費がものすごいことになっています。この電力消費に比例してガス代が節約されているので、そう悲観することではないようです。
昼間の電力消費が減っています。昼間エアコンを稼働させることは少ないので、その他、例えば、トイレの便座、温水温め等が効いているのかもしれません。(ちょっとわかりません)
グラフの説明:
この期間における各時刻毎の平均、最大値、最小値をとりました。
青系が太陽光発電量、赤系が電力消費量です。
発電パフォーマンス
先月よりは多少低めの日が多いものの、発電量が40kW/日に近い日が増えてきました。雨、曇りが多かったようです。
グラフの説明:
日々の発電量、消費電力量から節約金額を算出し、目標とする運用金利:年3.2%を達成できるかを見ていきます。
・時刻毎の発電量、消費電力、売電量、買電量から日々の売電価格、買電価格を計算します。
・買電価格については深夜時間帯割引:電化上手(東京電力)の各時刻によるkW単価を用います。
・売電価格は2015年固定価格の33円/kWで計算してます。
・太陽光発電導入前:使用した総消費電力の時刻毎のデータに電化上手の時刻毎の単価を乗じて導入前の電気料金とします。
・太陽光発電導入後:買電量には電化上手、売電量には固定価格を適用して買電料−売電料を導入後の電気料金とします。
・上記太陽光発電導入後の1日の電気料金と導入前の電気料金の差額が削減金額となります。
・削減金額から10年運用した場合の金利を計算します。
赤ラインは、目標としている3.2%の金利です。
その次の図は1日の総発電量を日毎にプロットしたものです。パネル容量6.4kW、横浜市都筑区の実績です。
一番下の図は1日の総発電量をヒストグラム化したものです。曲線はカーネル密度推定量(KDE)と言われるものでヒストグラム的な分布を推定したものです。少ない標本数でもそれなりの分布を示すことができます。