架台取り付け

作業概要

太陽光パネルを取り付けるフレームを屋根に固定するための支持金具を取り付けます。
 基本的には瓦が載っている野地板に支持金具をネジ止めすることになります。
屋根に上って、支持金具をとりつける位置周辺の瓦をはがし、瓦の下の野地板に補強板をつけて支持金具をしっかりネジ止めします。はがした瓦は支持金具とは干渉しないように削り元の位置に戻します。
支持金具は瓦のすきまから支持部がでるようになっており、そこに縦方向のフレームを取り付けます。
縦フレームの上に横フレームを渡し固定、そこに太陽光パネルをとりつけます。
積水ハウスのような鉄骨構造の家屋では野地板を支える垂木が木材ではなく鉄骨であるためネジを打ち込めません。このため野地板の裏側からも補強板をネジ止めし強度を確保します。これを裏打ち補強板と呼んでいるようです。

実際の作業の進め方

途中、雨がパラつく日があり、架台の取り付けには3日ほどかかりました。
最初、軒側から支持金具を取り付けていったようです。積水ハウスの家は瓦がしっかり固定されているらしく作業は大変なようでした。初日が終わった時点で縦フレームがやっと何本か取り付けられた状態でした。
2日目はあいにくの空模様で、小雨が降っていました。雨の場合、屋根が滑りやすく危険、また瓦の下の木材が濡れるので作業は行わないそうです。雨が止むまで待機してくれていました。その後雨があがり、作業を再開するも再び雨が降り出し、やむなく中止。結局この日の作業は少ししかできませんでした。
3日目は遅れを挽回するため5人がかりで作業に取り組んでくれました。裏打ち補強板を取り付けるために2人ほど屋根裏に入り、屋根上との連携プレーで作業を進めていきます。
この日は順調に作業が進み、午後3時ごろには支持金具とフレームを付け終え、ケーブル引き回しも完了しました。

屋根裏の様子

軽量鉄骨構造が見て取れます。
黒い頑丈なフレームが屋根のてっぺんから軒まで伸びています。その上に横方向に灰色のフレームが走っています。
通常の屋根構造では灰色のフレームが木材なので、支持金具を 木材にネジ止めします。
鉄骨にはネジ止めできないので、野地板と呼ばれる屋根全体を覆う板材に支持金具をネジ止めします。
強度を上げるために裏打ち補強板を屋根裏側から野地板に固定し、屋根上から支持金具、屋根側の補強板、野地板ともどもネジ止めします。