このサイトでは、既築住宅に太陽光パネル、エコキュートを設置、光熱費の削減によりどのくらいの投資効果が得られるかを検証しています。
原子力発電になるべく頼らない社会の実現するため、少しでも環境にやさしく、安全なエネルギーの普及に期待します。
■太陽光発電とは
一般住宅では、屋根に発電パネルを設置し、発電した電力を自宅で利用、剰余分を電力会社に売電します。
屋根の広さにもよりますが、5kW程度がひとつの目安となるようです。
2015年においては経産省主導の固定価格買取制度により10年の間、33円/kWで売電が可能です。
一般的にはシステム価格/発電容量:kW単価が30万円を切ると10年ぐらいで投資額を回収できると言われています。
現在は低金利の時代なので、太陽光発電への投資は案外効率的かも知れません。
ただし、住宅および、まわりの環境により太陽光発電には向かない場合も多々あります。
南向き、あるいは東・西に傾斜した広めの屋根があり、日当たり良好であれば好適といえます。
逆に、建物・マンション・山・森等の日陰の影響がある場合は不適となります。
エコ心があり、資産運用を考えている方、一度ぐらいは太陽光発電を検討してはいかがでしょうか?
■エコキュートとは
電力会社の深夜電力割引を利用して、深夜に一日分のお湯を90度ぐらいに沸かし、タンクで保温、日中はタンクのお湯と水道水を混合して使います。
一般的には400〜500リットルのタンクを用い、一日分でだいたい1500円電気代がかかるようです。
純粋な給湯(風呂、お湯)にかかる電気代はガス料金と比べると半額から1/4以下となるようです。(ガスコンロ、ガス暖房等は別勘定です)
エコキュート設置にかかるコストは50万円程度なので、これもやはり10年あれば投資額を回収できることになります。
2016年3月下旬から運用し、1年が経過しましたので、年間の総合評価を行います。
太陽光発電パネルは6.4kW積んでいます。場所は横浜市都筑区です。2016.4.1〜2017.3.31までの期間の評価です。
太陽光発電システムのみの利益: ここ1年と同水準で10年間運用した場合の年利は 4.62% となりました。 |
ちなみに、2016年度固定価格買取制度の31円/kWの場合は4.2%です。
太陽光発電+エコキュートの利益: ここ1年と同水準で10年間運用した場合の年利は 8.37% となりました。 |
発電実績:
年間総発電量:8.1MW うち、自己消費電力量:2.98MW 売電量:5.12MW
売電割合:63.2%
目標の年利3.2%は楽々クリアしました。太陽光発電のみ4.62%、エコキュートも考慮すると8.37%という利率は数百万円の投資の割には効率の良いものだと思います。
パワコン定格の5.5kWを超える状況は年間を通しても春先しかなく、ごくたまにしかも短時間なので、全く問題ないようでした。